夜景を楽しむ「レインボーブリッジ」

夜景を楽しむ「レインボーブリッジ」

東京を代表するツーリングスポット

東京は都市部であり、バイクでツーリングするには不向きな場所に思えるかもしれません。
しかし実際にはツーリングに適したスポットもあるので、関東エリアに住んでいるなら出かけてみるのもオススメです。
東京の中でも特に人気のツーリングスポットが、レインボーブリッジです。

レインボーブリッジは東京の芝浦とお台場を結んでいる橋であり、多くの人が通行に使う大きな橋です。
テレビなどでもよく紹介されており、観光やデートスポットとしてもとても人気が高く、多くの人が訪れています。
バイクで出かけるにも適しており、1人で出かけるのも良いですし、バイク仲間と一緒に走るのも良いでしょう。
幅広い楽しみ方が出来るのも、レインボーブリッジの魅力といえます。

レインボーブリッジが特にオススメな理由

レインボーブリッジがなぜ特にオススメかというと、夜景が綺麗なためです。
東京はビルが多く、夜景が綺麗な場所がたくさんあります。
ただレインボーブリッジは水辺とともに夜景を楽しむことができ、こうした風景が広がるスポットはあまり多くありません。

また、レインボーブリッジはいつも混雑していると思っている人が多いですが、実際は空いている時間帯もあります。
特に平日の夜20時以降は比較的空いているため、バイクで走るのにも適しています。
森に広がる見事な夜景を見ながらバイクで走っていると、とても気持ち良いはずです。

レインボーブリッジは車でドライブする人も多いですが、バイクで走ってみるとまた違った魅力があります。
橋を渡るときにバイクで風を感じながら走ると、何ともいえない幸せな気持ちになるはずです。

スカイツリーが見えるのも魅力の1つ

レインボーブリッジはそれ自体が魅力的ですが、近くから東京スカイツリーが見えるのも魅力です。
東京スカイツリーも関東エリアでは高い人気を誇るスポットで、昼間も人気ですが夜のライトアップされた様子も綺麗です。
レインボーブリッジを走っていると東京スカイツリーも併せて見ることができるため、こちらもぜひ眺めてみてください。

バイクに乗りながらレインボーブリッジを渡る際は、少しスピードを落として走行すると良いでしょう。
スピードを出して走ってしまうと、すぐに夜景を楽しめる時間が終わってしまいます。
もちろん走りを楽しみたいのであれば良いですが、そうでないのであればゆっくりと風を感じながら走ってみてください。

このようにレインボーブリッジは、ツーリングスポットとしてとてもオススメです。
東京都内に住んでいるのであれば仕事終わりに行ってみるのも良いですし、ちょっとした空き時間で走ってみるのも良いでしょう。
さまざまな楽しみ方で、ぜひいつもと違った夜の東京を見てみてください。

他人のバイクは勝手に触ってはいけない

許可なく他の人のバイクを触るのは駄目

自分がバイクに乗っていると、他の人が持っているバイクも気になることはよくあります。
自分が憧れているバイクや格好良いバイクを見かけると、つい触りたくなってしまうことがあるかもしれません。
人によってはこの気持ちを抑えることなく気軽に触れてしまうことがありますが、実はこれはやってはいけない行為です。

所有者の許可を得ることなく他人のバイクを触るのは、タブーです。
あまり知識がないと、まあ大丈夫だろうと考えてバイクを触ってしまうことがあります。
しかし場合によってはトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあるため、気をつける必要があります。

他人のバイクに触れることで起こり得るトラブルを考えておく

では、他人のバイクに触ることで、どのようなトラブルが考えられるでしょうか。
起こり得ることの1つとして、盗難と間違えられてしまうというケースがあります。

鍵を壊そうとしてるんじゃないか、レッカーに繋ごうとしているんじゃないかなど、その場面を見つけた所有者は不安や怒りで冷静になれなくなる場合もあります。
いくら「格好良かったから」などと言っても、無断で触っている以上、盗難と思いこまれれば言い訳はできません。

また、バイクに触れることによって思いがけず傷などをつけてしまうこともあり得ます。
触っていたらバイクが転倒してしまい、車体などに傷がついてしまったという例は意外とあるものです。
バイクは二輪車で、モデルによっては少し不安定なものもあります。
さらにバイクを立てておくスタンドは、経年によって劣化することもあります。
もし触ったバイクのスタンドが少し不安定で転倒しやすい場合、何かの拍子で倒れてしまうことはあります。
そのため、不用意に触らず「良いな」と思ったバイクは遠目に眺める位にしておくほうが無難です。

相手の許可を得てバイクを触らせてもらう

誰かのバイクを許可なく触ることは、トラブルの元になります。
そのため必ず、相手の許可を得てバイクを触らせてもらうことが大切です。

「かっこいいバイクに乗っていますね。少し触らせてもらってもいいですか」のように断ってからバイクに触れれば、トラブルを防ぐことができます。
また、このように言われたライダーは、嬉しい気持ちにもなるはずです。
仲間同士のバイクであっても、このように少し断ることは大切です。
友達だから良いだろうと考えていても、バイクを傷つけてしまったら、その関係にも傷がついてしまいます。

ライダーにとってバイクはまさに愛車ですから、きちんとマナーを守って楽しむようにすることが大切です。
逆に言えば、こうした常識などを押さえた上で他のライダーとも接するようにすれば、あなたのバイクライフはさらに充実したものになるはずです。

その気はなくてもあおり運転とされてしまう運転について

あおり運転には定義があり、理解しておくことが大切

注目されるようになってきている運転に、「あおり運転」があります。
最近はさまざまなところで注意喚起を見かけるようになりましたが、自分が意識しない間に行ってしまったということもあります。

これを防ぐには、あおり運転の定義について知っておく必要があります。
普段の生活では、あまりさまざまな言葉の定義について考えることはないかもしれません。
しかしあおり運転については、自分が気づかずにしてしまっていることがあるため、きちんと定義を理解しておく必要があるのです。
バイクは楽しく乗るものですが、あおり運転をしてしまい相手に訴えられたりなどしてしまうと、その楽しさは一気に失われてしまいます。

あおり運転の定義とは、前方の車との車間距離を必要以上に詰めたり、スピードを遅くしたりして後方の車に迷惑をかけるなどして走行する運転のことを指します。
基礎知識として、まずはこのことを理解しておきましょう。

ライダーがついてしまいがちなあおり運転の行動

ライダーは自分でする気がなくても、あおり運転をしてしまっていることがあります。
よくしてしまいがちな行動として、前方の車との車間距離を詰めるということが挙げられます。

ライダーにとって、バイクでスピードを出して走るのは爽快で気持ち良いものです。
空いている場所であれば問題ありませんが、道路状況が混雑している場合、思うようにスピードを出せない場合があります。

こうしたとき、人によってはついイライラしてしまい、前方に走っている車との車間距離を必要以上に詰めてしまうことがあります。
少しの時間であれば大丈夫ですが、長時間、長距離にわたってこの行動を続けていると、あおり運転と見なされてしまいます。

また、人によってどのような運転をあおり運転と感じるかは違います。
自分ではこれくらいなら大丈夫だろうと考えていても、される相手にとっては恐怖を感じることがあります。
そのため、常に周囲のことを考えて運転をする必要があります。

あおり運転を防ぐために必要なのは、おおらかな心

あおり運転をどのようにすれば防げるか、日ごろから考えておくことは大切です。
相手からあおられるのは仕方ありませんが、自分がしないようにするために必要なこととして、おおらかな心が挙げられます。

気持ちに余裕があれば、相手との車間距離を保って走行することができます。
心の余裕を生むには、相手の運転技術を考えるだけでなく、待ち合わせなどの時間より早めに自宅を出るなどの行動も効果的です。
時間に余裕を持って出ることで、急ぐ気持ちを抑えることができます。
このようにさまざまな行動であおり運転を防ぐことができるため、自分自身を振り返って何ができるかどうかを考えてみるのはおすすめです。

事故で入院した場合に請求する慰謝料と損害金について

慰謝料とは何なのか、意外とわからないことは多い

一般的によく耳にする言葉で、「慰謝料」という言葉があります。
よく聞く言葉ではあるものの、どのようなものなのかしっかりと理解している人はあまりいません。
何となくこういうお金じゃないのということはわかる人はいても、きちんと理解している人は少ないのです。

ただ、バイク生活を充実させる上で、慰謝料について知識を持っておくことはとても大切です。
慰謝料はバイクの事故に関する費用として発生するもので、事故は「自分は大丈夫」と思っていてもふとしたときに起きてしまうものだからです。
そのため、前もってきちんと知識を準備しておくことで、慌てずに対応することができます。

慰謝料とは、簡単に説明するとバイクで事故を起こしてしまった場合に請求するお金です。
自分に過失の無い事故であれば受け取る側になりますが、事故の状況によっては自分が支払う場合もあります。
このとき手元に資金がないと、慰謝料を払えず苦労してしまうことがあります。
比較的支払いやすい金額であれば問題ありませんが、場合によっては非常に高額になってしまい、自分だけでは支払い切れないほどの金額になることもあります。

慰謝料について勉強したからといって、すぐにバイクライフがとても楽しくなるわけではありません。
実際は、知識をつけてもそれほど変わらない生活の場合がほとんどです。
ただ、慰謝料についての知識は保険のようなものであり、万が一に備えるためのものです。
これを知っておくかどうかではいざというときに大きな差があるため、勉強しておくほうがおすすめです。

ライダーによっては、勉強が苦手で慰謝料など法律関連の用語についても「自分は関係ない」と考えて避けてしまうことがあります。
しかしこれは、とてももったいないことです。
慰謝料についてはきちんと学べば誰でも理解できるため、自分だけでなく周りの仲間にも教えてあげると良いでしょう。

損害金についても、合わせて理解しておく

慰謝料に関係することが多いお金として、損害金というものがあります。
損害金は、バイク事故の被害者が事故を起こした人に対して請求するお金のことです。

慰謝料は損害金の一部と考えることができ、区別しておくことが大切です。
人によっては慰謝料等損害金を混同してしまうことがありますが、このようにはっきりと違うため、理解しておきましょう。

示談交渉で金額が決まる

損害金や慰謝料の金額がどれぐらいになるかは、基本的に示談交渉という交渉で決まります。
これは保険会社が行ってくれることがあるため、加入しているバイク保険の保険会社に確認をしておくと良いでしょう。
以上のように、慰謝料や損害金についてはしっかりと知識をつけておくことが大切です。

バイク事故に多い右直事故

右直事故とはどのような事故なのか

バイクに乗っているとときどき起こる事故として、右直事故という事故があります。
これはあまり聞いたことがないかもしれませんが、右折する車と直進する車が衝突して起きる事故です。

バイクに乗っているときは基本的に左側走行をしますが、このとき前方から車が右折して曲がってくることがあります。
きちんと注意して走行していれば事故を防ぐことができますが、場合よっては視界が悪くなってしまうこともあり、事故が起きやすい状況といえます。

右直事故はライダーにとって注意しておくべき事故であり、前もって知識を持っておく必要があります。
運転技術やメンテナンスについての知識を持っていても、事故についての知識をあまり持っていないライダーはよくいます。
万が一のために準備しておくことは大切なため、ここで右直事故についてしっかりと理解しておきましょう。

安全確認を怠ってしまうのが主な原因

右直事故は前述したように、きちんと前方を確認していれば防ぐことができます。
ただバイクに乗って走行すると前傾姿勢になりやすく、視界も必然的に少し下向きになってしまうことがよくあります。

またバイクに乗っていると風が強いこともあり、これも視界を遮られてしまう原因です。
風が強いと前を見るのが難しくなってしまい、つい少し下向き加減になりやすいです。
これによって前方の視界不良になりやすく、右直事故につながってしまいます。

そのためバイクで走行するときには、こうしたことが起こりやすいことを意識して、なるべく前を見るようにして走行するようにしましょう。
また、特に交差点などは前方をしっかりと確認するように気をつけて、右折する車などが来ないかを確認しましょう。
こうして意識するだけでも、事故のリスクを大きく下げることができます。
気をつけないと簡単に事故が起こりやすくなってしまうため、十分に気をつけましょう。

右直事故の過失割合も理解しておく

右直事故を起こしてしまった場合、当事者となるライダーに過失が生じることになります。
事故起こしたときには過失割合というものがあり、事故を起こした側と起こされた側がそれぞれどれぐらいの責任があるかが変わります。
一般的な右直事故では、30:70や50:50の場合が多いです。
これぐらいの過失割合であることを覚えておくと良いでしょう。

ただし事故の状況によっては、上記の過失割合が大きく変わることもあります。
内容によっては0:100と言う過失割合の場合もあるため、上の数字はあくまでも参考と考えてください。

以上のように、右直事故は気をつけておくべきポイントがたくさんあります。
ぜひ押さえておきましょう。

正しい急ブレーキのかけ方

急ブレーキにも正しい方法がある

バイクで走行しているときにアクセルとブレーキを使い分けることは大切ですが、ときには急ブレーキが必要な場合もあります。
例えば車が急に飛び出してきたときやカーブを曲がり切ったところに車の渋滞ができていたりすると、ブレーキを強くかけないといけません。

急ブレーキは文字通り慌ててかけることが多いためつい雑に減速してしまいがちですが、正しい方法があるため理解しておくことが大切です。

急ブレーキ時には、体勢を安定させることが大切

ブレーキを突然かけると、バイクの車体も傾きやすくなります。
晴れの日はまだ良いですが、雨の日に大きく速度を落とすとスリップの原因になってしまうことがあります。
そのため、なるべく大勢を安定させてバランスを保つことが大切です。

ブレーキを強くかけるときは、「ニーグリップ」という姿勢が効果的です。
ニーグリップでは下半身を安定させることができるため、車体も傾きすぎることがなくなります。
その結果、転倒を防ぐことができます。

バイクの事故は転倒によって引き起こされることが多く、後ろの車が続いて衝突することで更なるトラブルに繋がる可能性もあります。
そのためニーグリップをできるようにしておくことは、安全な走行をする上で非常に大切なことと言えます。

この姿勢をとるための手順は、まずバイクのタンクを太ももと膝を使って挟みます。
このとき、股にしっかりと力を入れるようにして、タンクを下半身でぎゅっと締め付けましょう。
これによって下半身が安定するようになり、ブレにくくなります。

こうすると急ブレーキをかけても体が大きく振れることがなく、車体が安定しやすくなります。

また、このとき下半身だけでなく、上半身もしっかり使うとさらに効果的です。
腹筋と背筋を使い、あまり前傾姿勢にならないように気をつけます。
必要以上に前かがみになってしまうと自分の体が前に振り出されてしまう可能性もあるため、なるべく重心を後ろに保つほうが良いのです。

さらに指のかけ方にも注意しましょう。
ブレーキレバーを握るときに指をしっかりかけることで、急ブレーキをかけてもハンドルに力を入れやすくなります。
以上の点に気をつけることで、突然のブレーキでも動じることなく対処できるはずです。

バイク用のブレーキシステムとは

急ブレーキ時の安全性を高める機能として、最近のバイクはABSが搭載されています。
ABSは「アンチロックブレーキシステム」の略で、車では一般的になっています。

これによって強く減速したときでもタイヤのロックを防ぐことができるため、理解しておきましょう。
もし古いバイクでABSが搭載されていない場合、買い替えを検討するのもひとつの方法です。

林道走行前に覚えておきたいポイント

林道の特徴を把握する

林道をバイクで上手く走るためには、林道の特徴を把握する必要があります。
林道とはその名の通り、林に囲まれた道のことを指します。

一般的な道は視界が開けており、遠くまで見通しながら走行することができます。
例えば前方に急カーブがあれば、早めにブレーキをかけて減速すればスムーズに曲がることができます。
また、前のほうで渋滞が発生していれば、その様子を見ながら走ることができます。
これはつまり、「運転の判断がしやすい」ということです。

これに対して林道では、木々が視界を遮るため通常の道よりも運転の判断がしにくくなります。
ときには急にカーブや対向車が現れることもあり、こうしたときに素早く対応する必要があるのです。

林道でのんびり走っていると、場合によっては事故につながってしまうことがあります。
林道の周辺にはお店や民家が少ないため、もしトラブルが起きてしまうと対応が大変です。

このように林道はあまり運転に慣れていないライダーには特に気をつけるべき道であり、その特徴と走り方をしっかりと把握しておくことが大切なのです。
何事も準備は重要ですが、それはバイクでのツーリングにおける林道にも当てはまると言えます。

林道を走るときのポイント

林道を走るときに必ず押さえておくべきポイントとして、「スピードを出しすぎない」ということが挙げられます。
林道はストレートな直線が続くことはあまりなく、カーブや坂道が連続していることがよくあります。
カーブが続くときにスピードを出していると、曲がりきれずにガードレールなどに衝突してしまう可能性があります。
場所によってはガードレールが設置されていないこともあり、崖から落ちてしまうと命の危険すらあります。

また、下り坂はついスピードを上げて走りたくなりますが、反対に上ってくる車やバイクもいるはずです。
林道を走る人は少ないですが、だからこそ急に車などが対向車線に突然来ると驚いて対応できないことがあるのです。

目安としては、いつでもカーブを無理なく走れるスピードを保ちましょう。
これくらいの速度で常に走れば、林道でも問題なく走り抜けることができます。

前もってガソリンを入れておく

林道を走るときには、ガソリンの残量にも注意しましょう。
林道に入るとしばらく1本道が続くことが多く、ガソリンスタンドがなかなか見つからないことも多いです。
もしガソリン残量が少ない状態で走ると、途中でガス欠になる可能性があります。

林道の途中でガソリン残量がゼロになると、場所によっては電話が通じないこともあり、とても危険です。
できれば林道の手前でガソリンを給油して、満タンにした状態で走りましょう。
以上の点を守れば、林道も恐れずに走ることができるはずです。

タイヤがパンクした時の対処法

パンクしたら、まずは路肩へ移動する

バイクに乗っていると、タイヤがパンクしてしまうことがあります。
このときにまずするべきことは、「バイクを路肩へ移動させる」ということです。

そのままの場所で停車したままにすると、後続車に迷惑をかけてしまうことになります。
車線が1本しかない場合は他の車が前に進めず、クラクションを鳴らす人もいるはずです。
また、2車線や3車線であっても1車線を塞いでしまうことには変わりなく、自分が大きな障害となってしまいます。

そのため路肩へ素早く移動する必要がありますが、このときには道路の交通状況をしっかり確認する必要があります。
他の車はあなたを待ってくれるかもしれませんが、人によっては気にせず走り続けることがあります。
このとき不用意に移動しようとすると更なる事故につながる可能性もあり、最悪の場合はあなたに命の危険がある場合もあります。

そのため慌てずに必ず周囲を確認して、車通りがないタイミングを狙って移動しましょう。

パンクの原因が何なのかを突き止める

路肩へ移動したら次にやるべきことは、「パンクの原因が何なのかを調べること」です。
パンクは何もしないのに起こることはなく、必ず原因があります。
道路に何か針や尖ったような物があったのか、タイヤの空気圧が下がっていたのか、タイヤが劣化していたのかなど、思い当たることを考えてみてください。

タイヤに問題がなさそうなら、走行していた道路に落ちていた物がタイヤに刺さってしまった可能性があります。
もし確認したり考えたりしても分からない場合は、ガソリンスタンドなどで相談しましょう。

また、もしタイヤにガラスなどが刺さってしまっている場合、それは無理に抜こうとせず、そのままにしておく方が良いことが多いです。
つい抜いてしまいたくなりますが、これは穴を余計に広げるなどしてさらに状況を悪化させてしまう可能性があるため、おすすめしません。

ガソリンスタンドなどで相談する際に必要な情報となりますから、タイヤの種類も把握しておくと良いでしょう。

タイヤがパンクしたときの対処法は、ロードサービスを利用する

タイヤがパンクしてしまった場合、近くにガソリンスタンドがあればそこに行くと良いですが、もし見当たらない場合はロードサービスに電話をしましょう。
バイクを購入するときには保険に加入することが多く、バイク保険にはロードサービスが付帯しています。
電話をするとレッカー車などを手配してくれて、もし帰れない場合はホテルの宿泊費や交通費を負担してくれることもあります。

ロードサービスは普段はあまり使う機会がないため、内容を忘れてしまいがちです。
もしものときに備えて、保険の内容やロードサービスがどのようなことに対応してくれるのかを確認しておくのをおすすめします。

押し歩きのコツと注意点

押し歩きとは、バイクを押して歩くこと

バイクは基本的に乗って走るものですが、場合によっては押して歩く必要があることもあります。
ガソリンが切れてしまったり、バッテリーが上がってしまってエンジンがかからなくなってしまったりした場合、近くのバイクショップやガソリンスタンドまで押していくことがあります。
バイクを押して進めることを「押し歩き」と呼び、どのようなコツがあるかを知っておくことは大切です。

トラブルはいつ起きるか分からず、場合によってはかなり長い距離を押し歩きする必要があることもあります。
こうしたときに正しい方法を知らないと、体力ばかり消耗してバイクがあまり進まないこともあります。

玄人のライダーはこうしたトラブルの対処法も熟知していますが、初心者のライダーはあまり知らないことが多いです。
しかし故障などが起きてからでは遅いため、前もって学んでおきましょう。

押し歩きをするときのコツ

押し歩きをするときのコツは、「手で押すのではなく、脚を使う」ということです。
体力を大きく消耗してしまう押し方は、手を体から遠ざけるようにして押す方法です。
これでは腕が疲れやすく、長距離や長い時間を押しているとかなり大変です。

こうした事態を避けるには、手はバイクを支えるだけにして、歩くことで進むようにすることが大切です。
そのためには、まず体とバイクをなるべく近づけることが大切です。
これによって体を使ってバイクを押しやすくなり、手に無駄な力を入れる必要がなくなります。

これまで疲れてバイクを押し進めることができなくなることがあった場合、まずは自分とバイクの距離を見直してみてください。
遠いと感じるようなら、これからはなるべく密着するような状態で押すようにしましょう。

次に、バイクの車体はなるべく地面に垂直になるように立てることが大切です。
これによってバイクの重量が体にかからず、負担が軽くなります。
バイクのバランスを上手く保つと、手を添えるだけで良くなります。
あとはバイクを支えながら歩けば、比較的楽に押し歩きができるはずです。

坂道での押し歩きは注意が必要

押し歩きは上のようにコツがあり、きちんと押さえることで上手く進めることができます。
ただ、坂道を押し歩きするときは注意が必要です。
上り坂ではどうしてもバイクの重量が自分にのしかかりやすく、下り坂では逆にバイクがどんどん下ってしまいやすいです。
そのため体を使ってバイクを支えながら、なるべくゆっくり進みましょう。
また、できれば坂道をなるべく通らずに進むほうが、初心者は楽なはずです。

以上のように押し歩きはライダーにとって必要な技術のため、運転の仕方と合わせて理解しておきましょう。

ファミリーバイク特約とは

家族もバイクに乗るなら便利な保険

バイクは体が外気にさらされた状態で走るため、車などに衝突してしまうと非常に危険です。
また、自分の運転ミスが原因で、思わぬ事故につながってしまうこともあります。
このようにバイクに乗って走っていると、ときには危険な事故やトラブルが起きてしまうことは珍しくありません。
こうしたときに保険に加入しておくと、被害によって生じた損害金を保険会社に補償してもらうことができます。

バイクの保険には2種類あり、必ず入る必要がある「自賠責保険」と、それぞれの人が必要に応じて加入する「任意保険」があります。
ファミリーバイク特約は後者の任意保険で、特に家族でバイクに乗る場合に便利な保険です。

特約の補償とメリット

ファミリーバイク特約に加入すると、自分だけでなく家族が巻き込まれたバイクのトラブルでも補償が効くメリットがあります。
女性がバイクに乗る場合、男性よりも体が小柄な人が多いため、事故を起こすと大きな被害に発展してしまうことがあります。
こうしたときに自賠責保険だけだと補償の範囲が狭く、大きな金額を自身で払う必要が生じてしまうこともあります。
しかし家族の誰かがファミリーバイク特約に加入しておけば、家族の分も保険金が出るため非常に安心です。

また、この特約では同居している他の家族の分までカバーしてもらえます。
バイクは1人で楽しむこともできますが、誰かと一緒に乗るとさらにその楽しさは増します。

ときには家族の誰かにバイクを貸すこともあるかもしれません。
その際に事故を起こしてしまった場合でも、自分が乗っていなくても家族なら補償してもらえます。

同居している家族でないと、補償の対象にならない

ファミリーバイク特約の注意点には、「同居しているかどうか」ということが挙げられます。
自分が特約へ加入していて子供がバイクに乗る場合、同じ住所に住んでいなければ保険は適用されません。
子供が別の場所に住んでいて自分のバイクで事故を起こした場合、そのときの補償はしてもらえないのです。

これは意外と見落としがちなポイントで、「家族なら一緒に住んでいなくても大丈夫だろう」と考えてしまうケースも珍しくありません。
実際はそうじゃないので、よく覚えておきましょう。

ファミリーバイク特約に加入するときの注意点としてもうひとつ、「料金を確認する」ということも大切です。
毎月いくらかかるのかを知らずに特約へ加入してしまうと、思わぬ料金がかかることもあります。

最近はリーズナブルで内容も充実している保険がたくさん登場しているため、「加入したものの、より安価で内容も良いものを見つけた」という失敗もあり得ます。
予算を決めて、自分に補償内容が合うかをチェックしましょう。