一泊二日で巡る「房総半島」

一泊二日で巡る「房総半島」

週末におすすめの房総半島

週末は家からそれほど遠くないところで、1泊2日のゆったりとしたツーリングを楽しみたいという人におすすめなのが、房総半島エリアです。
房総半島は首都圏に住んでいるライダーからすれば近場でアクセスもよく、しかも絶景やアート、グルメが楽しめるオールマイティーなツーリングスポットとして人気です。

桜の季節であれば、絶対に言ってみたいのが「さくらの山公園・成田市さくらの山」です。
さくらの山公園は成田国際空港の4,000メートル滑走路北側すぐそばにある小高い丘に位置していて、約500本の桜の木が植えられています。
桜が満開の季節には、桜の花と一緒に理着する飛行機をごく間近で眺めることもできます。

公園内には「空の駅さくら館」もあり、千葉のおいしいお米や新鮮な野菜などが販売されています。
さくらの山公園の桜の開花情報は空の駅さくら館のホームページでチェックすることができます。

冬でも温暖な房総半島

冬のツーリングは冷たい風や低気温などで体力を消耗しがちなので、ライダー初心者には多少厳しいところがあります。
その点、房総半島は冬でも温暖な気候なので、バイクでも安心して走ることができます。
房総半島でも特におすすめのツーリングスポットは館山市の「房総フラワーライン」です。

房総フラワーラインというのは県道257号線と国道410号線を合わせた全長約46kmのシーサイドルートのことで、1月から3月にかけては菜の花が美しく咲き乱れることでも有名です。
特に「道の駅 南房パラダイス」周辺は菜の花が見事で、1月の寒い時期でも快適なライディングが楽しめます。
房総フラワーラインの中でも、伊戸から相浜にかけての約6kmの区間は「日本の道100選」にも認定されている場所なので、まだ行ったことのない人はぜひツーリングで出かけることをおすすめします。
アクセスは富津館山道路・富浦ICを経由するのが便利です。

房総半島のおすすめグルメスポット

房総半島には、ライダーが集まるグルメスポットがいくつもあります。
その中でも人気が高い「CAFE BIGONE」は、instagramによく登場するライダー御用達のお店です。
ハンバーガーとカレーがメインメニューで、中でもBIG ONEハンバーガーはボリュームたっぷりでステーキを食べているような充実感が味わえます。

「肉を食う!」というコンセプトがぴったりのBIG ONEハンバーガーには、山形黒毛和牛の「極」粗ひき肉がメインに使用されていて、100%ライ麦パンとの相性もぴったりです。
ベーコンも完全オリジナル手づくりで、一度食べたらやみつきになること間違いありません。
デザートには、濃厚な「木村さんのピーナッツソフトクリーム」もおすすめです。

ヘルメットのあごヒモはしっかり締めよう

見た目よりも安全を重視しよう

ヘルメットを着用することなく、バイクを運転するライダーを見かけることはあまりないことだと言えます。
しかし中にはきちんと紐を締めることなく運転をするライダーはいるので、頭部を強打しないためにもきちんとヘルメットの紐を締めて運転することが大切です。

若いライダーの中には、ファッション性を重視するため、紐を締めずに運転する方もいます。
またヘルメットを後ろに少し倒す感じで装着する方がいますが、走行中にヘルメットが外れてしまうことも予想されます。

自動車や他のバイクに当てて事故を引き起こす恐れがあるため、ヘルメットはきちんと装着することが大切です。
日頃からきちんと着用するように心がければ、常に正しくヘルメットを扱えるようになることでしょう。

ヘルメットの着用は義務

道路上をバイクで走行する場合には、ヘルメットの着用が義務付けられています。
ヘルメットを着用せずに運転してもいいわけではなく、法律によって着用が義務付けられているので、守らなければ違反となってしまうので要注意です。

道路交通法では、「大型自動二輪車又は普通自動二輪車の運転者は、乗車用ヘルメットをかぶらないで大型自動二輪車若しくは普通自動二輪車を運転し、又は乗車用ヘルメットをかぶらない者を乗車させて大型自動二輪車若しくは普通自動二輪車を運転してはならない。」と定められています。
ただヘルメットを適当に着用すればいいというわけではなく、安全のために正しく着用することが大切です。

ヘルメットにも基準がある

バイクを運転するライダーは、常に最適なヘルメットを着用することが必要です。どのようなタイプであってもいいのではなく、基準をクリアしている製品を購入しなければなりません。ヘルメットの基準については、内閣府令で7つの項目に関して定められています。例えば「左右、上下の視野が十分とれること」「風圧によりひさしが垂れて視野を妨げることのない構造であること」などがあり、7つの項目をすべてクリアしていなければならないのです。耐久性や構造のだけではなく、2キロ以下という重量に関する基準が設けられているのです。ヘルメットをかぶっていたとしても、基準をクリアしていないと違反の対象となってしまうので要注意です。もし違反をしてしまうと、違反点数1点が加算されてしまいます。。

紐をきちんと閉めていない場合

ヘルメットの紐をきちんと閉めていない場合、直ちに違反だとは言えません。
ノーヘルで走行してるわけではないので、紐をきちんと閉めていなくても違反にならない場合もあります。
しかし現場の警察官の裁量によって判断は異なるので、常に紐を締めて運転することが大切です。

紐を締めるときには、指1本分の隙間ができる程度になるようにしましょう。
あまりきつく締めると苦しくなってしまうので、少しだけ余裕を持たせて紐を締めることが大切です。

転倒時の被害を最小限に抑えるには

プロテクターの着用が大切

バイクによる交通事故で、死亡につながるケースも見られます。
死亡事故の原因は様々ですが、損傷部位の中でも死亡に繋がりやすいのが頭部です。

頭部への衝撃によって、命を落としてしまう方が多いことを示しています。
運転中に頭部を保護するために、しっかりとヘルメットを紐で固定することが大切です。

頭部以外では、胸部の損傷が原因として挙げられます。
転倒によって胸部にダメージが加わることがありますが、少しでもダメージを受けないためにプロテクターを運転時には着用することが大切です。

短時間のドライブであっても、肌がむき出しにならないように心がけるようにしましょう。
体をしっかりと保護することで、大切な命を守ることができます。

ブレーキを積極的に使用する

バイクの運転時に交通事故を引き起こすことがありますが、少しでも大きなけがを負うことがないようにする必要があります。
大きなけがを負わないために、ブレーキを積極的に活用するようにしましょう。
車速が置くなるほど、転倒などによって体に加わるダメージを低く抑えることができます。

もしも障害物に衝突しそうになったら、できる限り車速を抑えるようにしましょう。
スリップしないように、ブレーキは前後に対して同時にかけることが大切です。

またABSを装着しているバイクであれば、ためらうことなく全力でブレーキをかけてください。
ブレーキをかければ体へのダメージが加わりにくくなり、頭部や胸部を打っても衝撃を低く抑えられます。

体を丸めて転がるようにする

もしもバイク同士や障害物と衝突してしまったら、できるだけ体を丸めて転がるようにしましょう。
転倒するのを防ぐために、手足で踏ん張ろうとすると骨折や脱臼などを引き起こしてしまう恐れがあります。

転倒したら、転がってしまうかもしれません。
その時には無理に体の動きを止めようとするのではなく、自然の動きに身を任せるようにしましょう。
転倒をしたときにはなかなか冷静に判断することは難しいものですが、無理をせず体を丸めることを意識してみることが大切です。

早めに家を出るようにすることも大事

バイクの事故が起こりやすい時刻として、出勤時が挙げられます。
出勤をする時刻になると慌ててしまうので、ついバイクに乗っているときでもスピードを出そうとしてしまいます。

スピードを出して運転をすると、交通事故時に大きなけがをしてしまう恐れがあります。
このような状態を防ぐためには、安全運転を心がけることが大切です。

早めに家を出れば、スピードを出すことなく運転しようと思うことでしょう。
遅刻をしないために、できるだけ早めに家を出る習慣を身につけると安全運転に繋がります。

バイクは致死率が高いからこそ安全運転

バイクの致死率は高いので要注意

自動車に比べて体が保護されてない状態でドライブをするバイクは、交通事故に遭ってしまうと大きなけがを負ってしまう可能性があります。
そのため、日々のドライブでは安全運転を心がける必要があります。

2021年において、東京都内での交通事故による死者数は133人となっています。
このうち原動機付自転車を含め、乗車中の交通事故による死者数は35人でした。
これは全体の約26パーセントを占めており、全国平均である17パーセント程度よりもはるかに高くなっています。

バイクによる交通事故のうち、予想外に多くの方が亡くなっているのが事実です。
大きな事故によって命を失うことがないように、毎回バイクを乗るときに安全運転をしっかりと意識することが大切です。

通勤時の事故が半数

バイクによる交通事故は、いろんなときに起こるものです。
単に夜間の暗いときに事故が起こりやすいとは言えず、常に安全運転を心がける必要があります。

2021年では、通勤時にバイクによる死亡事故が多く起こっています。
事故のうち半数以上が通勤時に起こっており、早く出勤をしなければという焦りが事故を生んでいると思われます。

通勤時には焦りながらバイクを運転する方が多いため、お互いに焦らずに運転をすることが何よりも大切です。
また交通事故を未然に防ぐため、できるだけ早めに自宅を出ることが大切です。
余裕を持って自宅を出ることで、速度を抑えながらリラックスして運転することができるからです。

季節を問わず死亡事故が多い

2021年については、「2月」「4月」「7月」「12月」が特に死亡事故が多くなっています。
これらを見てみると、季節に関係なくどんな時期でも交通事故によって命を落とす方と言えるでしょう。

路面凍結によるスリップが起こりやすい冬場の時期だけではなく、暖かい7月であってもバイクによる死亡事故が起こります。
また年代別に注目してみると、50代が最も多くなっています。

認知症などの不安がない年代と言われている50代が最も多く、日頃から周囲に対して冷静な目で確認することが求められると言えます。
また、スピードを出さないようにしつつ運転をする必要があります。
ちなみに50代の次に死亡者数が多いのは、30代と60代です。

頭部の損傷が最も大きな死亡原因

バイクによる交通事故で命を落とすケースでは、頭部の損傷によるものが最も多くなっています。
脳を保護する頭部に強い衝撃を受けてしまうと、死亡事故につながりやすいことがわかります。
頭部以外では、胸部や腹部に対する衝撃が脂肪に繋がりやすいという結果になっています。

注意したい点として、2021年に発生したバイクによる死亡時のうち、約37パーセントが事故時にヘルメットが落ちていたという部分です。
事故によって亡くならないためには、ヘルメットの紐をしっかりと締めることが大切だと言えます。

製造を中断しなかった最古のバイクメーカーハスクバーナ

スウェーデン発のバイクメーカー

日本でも根強い人気のバイクメーカーであり、個性的なデザインを好む方から特に高く支持されているのがハスクバーナです。
ハスクバーナは、もともとスウェーデンの南部にある小さな街の名前なのです。

1689年にスウェーデン国王カール11世の命令を受け、銃器の工場が作られました。
これがハスクバーナに関する社史の始まりとなっており、令和の時代でもクオリティの高いモデルを継続的に販売し続けているのです。

もともと小さな街の名前だったのが、その後ブランドとなりました。
ハスクバーナという会社はミシンや自転車など、様々な製品を製造していましたが、1903年になって二輪車を手掛けるようになったのです。

徐々に技術力が進歩していく

1903年になり二輪車まで手掛けるようになったハスクバーナですが、その後徐々に二輪車の製造に関する技術力をアップさせていくようになります。
当初は簡単な構造の原動機付自転車を作るだけにとどまっていましたが、早い段階から独自でエンジンを開発するようになったのです。
またスウェーデン軍へ納品したモデルの技術がとても高いと評価され、これがきっかけでハスクバーナという名前が多くの人の耳に届きました。

その後レースに参戦し、バイク業界にもハスクバーナの名前が広く知られるようになりました。
ロードレースだけではなくオフロードでも成果を見せることとなり、一流メーカーとして人気を博すようになったのです。

消滅の危機もあったハスクバーナ

バイクメーカーの中には倒産の危機があった会社もありますが、ハスクバーナについても同様と言えます。
近年では何度も経営に関して浮き沈みを経験し、消滅をしてしまう恐れもあったほどです。

倒産の危機もあったハスクバーナですが、何とか乗り越えて今に至っています。
現在ではKTMの傘下に入り、これによって経営が非常に安定するようになりました。

ハスクバーナの持つ歴史は大切に守られながら、現在販売されている様々なモデルには新しい息吹が感じられます。
製品の素晴らしさは数字にもはっきりと表れており、2017年には世界販売台数が3万台を超えるまでに成長しています。

スタイリッシュなデザインが特徴

ハスクバーナのバイクは、性能の高さも魅力的ですが、デザインの良さが特に注目すべきポイントと言えます。
国内メーカーが販売しているモデルにはない個性が強く感じられ、他の人が持っていないようなモデルが欲しいという方には特にお勧めしたいメーカーと言えます。

また様々なタイプのバイクを販売しており、中には取扱がとてもスムーズにできる、女性や初心者にぴったりな製品もあります。
個性的でかっこいいバイクが欲しい、そんな方はハスクバーナにも目を向けてみるといいでしょう。

イギリスがルーツのインドのバイクメーカーロイヤルエンフィールド

レトロモダンが特徴のメーカー

インディアンやKTMなど、現在では様々なバイクメーカーから魅力的なモデルが販売されています。
様々なメーカーがある中で、ロイヤルエンフィールドは特に古い歴史を持っているのです。

もともとはイギリスのブランドでしたが、現在ではインド資本となっています。
レトロな雰囲気を感じさせる渋いデザインを持つ車両を長きにわたって提供し続けており、クラシックなデザインを好むバイクファンから特に高く支持されています。

スタイリッシュなバイクも多くある中で、レトロモダンを貫くロイヤルエンフィールドの姿勢は頼もしく感じられます。
2022年にも新製品を発売し、これからも魅力的なバイクを提供し続けていくことが予想される注目すべきブランドです。

1891年から続く老舗バイクメーカー

ロイヤルエンフィールドの歴史は、1891年に始まったと言われています。
イギリス人実業家であるボブ・ウォーカーとアルバード・エディが、針メーカーを運営していました。
会社をより大きくするため、自動車の製造を行ってきたある企業を手に入れました。

1893年にはライフルの製造を手掛ける「ロイヤル・スモール・アーム・ファクトリー」に部品の納入契約を取り付けることに成功しました。
これを記念して、社名を「エンフィールド・マニュファクチャリング・カンパニー・リミテッド」としたのです。

1898年になると、ボブ・ウォーカーが自分で設計したエンジン付きの乗り物を製造しました。
この時に、社名を「ザ・エンフィールド・サイクル・カンパニー・リミテッド」に変更したのです。

インド資本となったロイヤルエンフィールド

イギリスのメーカーであったロイヤルエンフィールドは、1994年にインド資本となりました。
インドのトラックとバスのメーカーである「アイシャーグループ」がエンフィールド・インディアを傘下としたのです。
「ロイヤル・エンフィールド・モーターズ・リミテッド」として営業を開始し、現在までに様々なモデルを販売しました。

ロイヤルエンフィールドの歴史を感じさせるデザインはそのままにし、高性能のエンジンを搭載したモデルを提供している点が長年のファンにとってはきっと嬉しいことでしょう。
レトロモダンというロイヤルエンフィールドが持つ個性は、今後発売されるモデルでも引き継がれていくのではないでしょうか。

2022年に発売されたモデル

ロイヤルエンフィールドは現在でも多くのファンを魅了しており、2022年には新しいモデルが発売されました。
クラシック350と呼ばれるモデルで、かつてのモデルと同様にレトロ感を漂わせている点が大きな特徴です。

ただ単にレトロなだけではなく、シャシーやエンジンをしっかりと改良して発売されています。
性能の向上をしっかりと行い、乗り物としての評価を高める努力を重ねている点は高く評価すべき点と言えます。

数々のレースで実績をあげるKTM

敷居の低さが魅力のKTM

BMWやボルボなど、海外の自動車メーカーは何となく敷居が高そうというイメージを持つ方も多いものです。
これはバイクに関しても同様で、会社と聞くと高額で気軽に購入できないのではと思われがちです。

ハードルが高いと感じられがちな会社メーカーでも、KTMはちょっと違います。
オフロードバイクとして有名で、日本国内にも数多くのファンがいます。
ディーラーのネットワークも整っているので、日本全国どこからでも購入できる点は魅力です。

KTMのバイクは概して乗りやすいという点が特徴で、大型のモデルであっても比較的取り回しがしやすいと言えます。
バイクデビューをする方、女性で取り扱いの容易なバイクが欲しい方には最適なメーカーです。

80年を超える長い歴史がある

KTMの設立は1934年となっており、80年を超える長い歴史を持っています。
当時は1日にわずか数台のバイクを製造する小さな会社で、大量生産ができるわけではありませんでした。

そのような状況だったKTMは、1954年になって大きな転換期を迎えます。
この頃オフロードバイクをメインに製造をするように営業方針を切り替え、本格的にバイクの製造を開始しました。

その後ダカールラリーなど、世界的に有名なオフロードバイクの世界大会へ参戦を果たしました。
これらの大会では数多くのタイトルを獲得し、現在ではオフロードバイクが好きな方を含め、数多くのファンを持つまでに成長していきました。
数台しか1日に製造できない弱小の会社であったKTMは、世界的に有名なメーカーへと変貌を遂げたのです。

オレンジの差し色がKTMの特徴

KTMの特徴は何かと聞かれれば、多くのファンがオレンジ色の差し色を告げることでしょう。
KTMと言えばオレンジというイメージを持つ方も多く、とてもおしゃれなデザインを持つモデルをこれまでに多く製造してきました。
販売しているモデルの多くが軽量のため、女性やオフロードバイク初心者にとっても扱いやすいブランドと言えるでしょう。

また海外メーカーにも関わらず、価格面で国産車と変わらないという点も大きな魅力です。
ダカールラリーのように大きな大会で多数の実績を持つので、高額の商品を販売するメーカーだと思う方もいることでしょう。
しかし実際にはデザインもよく、購入しやすい価格のモデルを多く販売しているのです。

初心者にお勧めのモデル

KTMの商品はいずれも購入しやすい価格なので、これからバイクを購入したい方には特にオススメです。
ただいろんな商品があるので、どれにしたらいいのか迷ってしまうことでしょう。

そんな方にお勧めしたいのが、AT小型限定二輪免許しか持っていない方でも扱える「125 DUKE」です。
125ccと排気量は控えめですが、BYBRE製ブレーキが使われています。
エントリーモデルであっても仕様は本格的なので、十分な満足感が得られます。

ハーレーと共にアメリカンバイクの歴史を作ったインディアン

アメリカでもっとも古いブランド

日本国内では様々なバイクブランドに関心を持つファンが多くいますが、渋さ感じさせるバイクが好きな方から特に高く支持されているのがインディアンです。
インディアンモーターサイクルは、アメリカでも最も古い歴史を持っているブランドです。

創業以来様々なモデルを登場させてきましたが、特にスカウトとチーフは多くのファンを抱える程の人気を博しました。
またマン島TTレースでは、1位から3位まですべてインディアンのバイクで占められるなど華やかな成績を納めました。

ただ現在まで順風満帆だったわけではなく、数回の倒産を繰り返してきたと聞くと驚く方もいることでしょう。
しかし現在ではワイルドなモデルを販売し、日本国内のファンから愛され続けています。

1901年にバイクを初めて発売

日本国内でも多くのファンを持つインディアンは、1901年に初めてとなるモデルを発売しました。
アメリカにおけるバイクの歴史に関して、最も古いとされるバイクブランドの誕生と言えます。
その後大排気量のバイクを発売し、ワイルドなタイプのバイクを好むファンから高い支持を受けました。

インディアンの製品はアメリカ以外の国でも人気となり、その中には日本も含まれています。
日本国内では警察が使用する車両としても採用され、品質という点でも高く評価されたのです。

インディアンは、その後世界中のバイクファンから知られているポラリスが経営権を取得しました。
高性能のエンジンを搭載し、パワフルで快適にドライブを楽しめる製品を販売し続けています。

業績悪化の理由

アメリカ人たちに好まれるパワフルで男性的なフォルムが魅力のインディアンですが、これまでに幾度となく倒産を繰り返しています。
業績が悪化した理由として、人々の注目がバイクから自動車へとシフトしてしまったことが挙げられます。
アメリカ本土ではバイクの人気は絶大でしたが、徐々に自動車に人々の目が向かうようになったのです。

インディアンのバイクも他社製品と同様に売り上げが減少していき、業績が悪化してしまいました。
1953年になり、ついに会社を解散してしまったのです。

一時的にインディアンの製品は姿を消してしまいましたが、投資家によって再興が行われました。
しかしなかなか経営がうまくいかず、何度も倒産を繰り返すこととなりました。

ハーレーと比較されることが多い

インディアンのバイクと聞くと、ハーレーをイメージするバイクファンも少なくありません。
フォルムやエンジンなどがハーレーに似ていることもあるので、このように考えるのは不思議ではないと言えます。

もともとハーレーとインディアンは、いずれも大型のVツインエンジンを古いモデルでも使用していました。
サイズは日本で販売されていたモデルとは比較にならないほど大型なので、ハーレーとインディアンを比較する方がいるのは当然のことかもしれません。

バイクの全損と半損の違いとは

全損とされる3つのケース

交通事故に遭い、所有するバイクが故障してしまうことがあります。
修理代のうち過失分は自腹で払う必要がありますが、車両保険に加入していると過失分の補償が受けられます。
その際「全損」か「半損」によって、受けられる補償が異なります。

全損とされるのは、次の3つに該当するものとされています。
「車が修理できない状態になってしまった」「盗難によってバイクが見つからない」、また「修理代が車両保険で定められた金額を超えてしまった」というケースです。
交通事故に遭って修理代が多くかかる場合には、全ての修理代を加入している保険会社が払ってくれるわけではありません。

半損の場合でも補償が受けられる

半損に関してですが、人によっては分損と呼ばれることもあります。
半損とされるのは、車両保険で定められた範囲内の金額で修理ができるケースです。
車両保険で定められた範囲を超えてしまうほどの修理代だった場合には、半損にはならず全損扱いとなります。

全損の場合には補償が受けられますし、半損についても同様です。
交通事故に遭ったバイクが故障をしてしまうことはあり得ますが、半損と判断される場合であっても保険金は支払われるので安心してください。

補償額の算定に関して

交通事故でバイクが故障してしまうと、修理をしなければなりません。
ただ修理にかかる代金のすべてを保険会社が払ってくれるわけではなく、一定の計算方法で出た金額分を補償してくれます。
一般的なバイク保険についている車両保険の場合、バイクの価値は年月の経過とともに徐々に低くなっていく「経年減価」という方法で計算されます。

バイクは自動車に比べて資産価値が低いと言われており、減価償却期間も短いものです。
そのため、保険会社が払った金額では満足できる程度まで修理ができないことも多いものです。
保険会社に対して不満を抱いてしまう方もいますが、バイク保険に加入する前にはこの点に関して十分に理解しておく必要があります。

修理する前に考えたいこと

所有しているバイクが交通事故によって故障してしまったとき、車両保険を使ってすぐに修理しようと思う方も多いことでしょう。
しかし修理をしても、納得できる保証が受けられない場合もあります。

修理が不十分だった場合、がっかりしてしまうことでしょう。
所有しているバイクが古いので今後買い替えを検討している場合には、修理するかどうかしばらく考えてみる必要があります。

修理をせず、修理代を受け取って新しい車両を購入する際の資金に充てることもできます。
古いバイクに乗っている方は、特にじっくりと検討してみることが大事です。
交通事故に遭ったら混乱してしまうかもしれませんが、修理をするかどうか冷静に判断するようにしましょう。

いざという時役に立つ弁護士特約

特約の中でも特に重要

バイクに乗っていると、様々な事故に遭う可能性があります。
バイクが故障してしまうだけではなく、相手にケガをさせてしまうことがあります。
このようなときに備えたいのがバイク保険ですが、今回注目したいのは特約です。

いろんな特約がある中で、できるだけ付けておきたいのが「弁護士特約」と呼ばれるものです。
現在では様々な保険会社からバイク保険が販売されており、「弁護士特約」を付けられるタイプは多いと言えます。

「弁護士費用等補償特約」と呼ばれることもある特約ですが、弁護士に相談をするときに保険会社が費用を支払ってくれます。
相手のケガが大きい場合などには、特に付けておいてよかったと思うことでしょう。

もらい事故で交渉を弁護士が代行

交通事故に遭ったとき、全てのケースに関して保険会社が代わりに交渉するわけではありません。
意外に思われるかもしれませんが、自分に全く非がないケースでは、加入している保険会社は動いてくれません。
いわゆるもらい事故なったときには、保険に加入している本人が相手方の保険会社と示談交渉をしなければなりません。

保険の素人相手に相手方の保険会社は手を抜くことなく、相手にメリットがある案を提示します。
このようなときに弁護士特約を付けておけば、示談交渉を弁護士が行ってくれるので安心です。

一般に示談交渉を弁護士に依頼すれば、費用がかかってしまいます。
しかし弁護士特約を付けておけば、かかる費用は一定額まで加入している保険会社が払ってくれます。

大きな事故につながりやすいバイク運転

自動車に乗る場合には、車体に守られているので安心感があります。
これに対してバイクの場合には、体を包み込んでくれるものがありません。
自動車に比べ、バイクで運転をしていて事故を起こすと大きなダメージを受ける可能性が高まります。

バイクが転倒すると、体を地面に強打してしまうこともあり得ます。
強い衝撃で骨折をするなど大きなけがを負いやすく、後遺障害が残ってしまう可能性もあります。

バイクを運転する方は、バイク保険に必ず加入しておく必要があります。
また大きなけがをしてしまう恐れがあるので、弁護士特約も付けておくことが大切です。

かかる費用以上にメリットが大きい

バイク保険につけられる弁護士特約では、弁護士費用が300万円、また法律相談費用は10万円が一般的です。
万が一の時に弁護士特約を付けておけば、裁判をするときにかかる高額の費用を保険会社が払ってくれるので安心です。

月々支払う保険料は数百円程度アップしますが、弁護士のサポートを受ける必要がある場合のメリットが大きいと言えます。
またストレスがかかる示談交渉も、全て弁護士が対応します。
無駄な時間をかけませんし、精神的にもずっと楽になることでしょう。