日帰り伊豆半島ツーリング

伊豆半島のツーリングは楽しめる

伊豆半島を日帰りでツーリングを楽しんでいるというライダーも少なくありません。
有料となっていますが、ターンパイクであったり伊豆スカイラインなどは有名です。

さらにバイクツーリングが楽しめる半島として、良い道がたくさんあるというのも有名です。
伊豆半島は楽しめるポイントが色々とありますが、標高が高くなっているため、真冬だと路面凍結が増えてしまうことがありますので、運転になれない人は気をつけましょう。

発進と一緒にエンジン音が響いているようなバイクを見たことがあるという人も多いですが、ダブルアクセルで暴走してしまうケースもあります。
伊豆半島でツーリングを行う時に急に起こしてしまうと危険です。
事前に安全にシフトアップしていけるように練習していくようにしましょう。

様々なルートが伊豆半島でありますが、アクセルワークが重要になる場所もありますが、具体的な手順として最初にアクセルを徐々に戻していくようにしてクラッチを切っていきます。
そしてシフトアップをしながらアクセルを開けていきます。
スムーズにできるようになると、伊豆半島の難しい場所もスムーズにシフトアップしていくことができるでしょう。

長距離走行を伊豆半島で行うことがあり、手が疲れてしまう時などもありますが、そこではクラッチを利用しないでシフトアップができるといいでしょう。
クラッチを長く切りすぎないようにして、スムーズに楽しめるツーリングにしましょう。
またエンジンに急激な加熱を与えないような走り方も学んでいくことが大切ですので、上級者に聞くのも理想的です。

日帰りツーリングで持っておきたいアイテムは色々とある

必ず持参していきたい、日帰りツーリングのアイテムは色々とあります。
伊豆半島では色々なお土産を購入したり、名所を周ることがありますので財布は必要不可欠です。
少し多めにお金を持っておくといいでしょう。

そして暑くなることも想定されますので、ハンカチやティッシュを持参したり、雨が降ることも想定して雨具を用意するようにしましょう。
そして水分補給も必要不可欠ですので、ペットボトルを置けるアイテムもバイクで常備しておくといいでしょう。
スムーズに取り出すことができれば、容易に飲むことができます。

さらに連絡手段として携帯電話であったり、伊豆半島の地図そして宿泊するために入浴セットを用意するのも忘れてはいけません。
視力が悪いという方はメガネであったりコンタクトケースも忘れてはいけません。

給油も伊豆半島の各所で可能となっていますが、ツーリングを行う前にガソリンのタンクをあらかじめ満タンにしておくのも忘れてはいけません。
快適な日帰りツーリングを意識しながら運転をしていきましょう。

春に最適な東北ツーリング

東北で楽しい春のツーリング

ツーリングのシーズンとなってくる春になると、徐々に気温が上昇していきます。
色々なルートをツーリングで検討していきますが、復興に向けて動いている東北を選択するといいでしょう。

東北では色々なライダーがおすすめのツーリング用のコースがあると紹介しており、その中には震災で大きな被害を受けた場所もあります。
しかし復興も進んでおり、快適なツーリングができるように整備されています。
北は青森から南は福島まで、いずれも風景が大きく異なるコースとなっていますので、楽しく一人もしくは仲間とツーリングができるでしょう。

コースは海岸沿いであったり、県道を走りながら灯台などを走るルート、さらに岬を巡りながら大通りで休憩をしていくといったルートもあります。
ライダーのブログなどでも紹介されていますので、ツーリングのコースを検討する時に参考にしましょう。

ツーリングを行う時には色々と注意する

ツーリングを行う時に注意しなければならないポイントは色々とあります。
最初にバイクの整備を行っておきましょう。
ツーリングは基本的に団体で行動していくこととになりますが、誰かがバイクでトラブルを起こしてしまうと全員のトラブルに発展することもあります。

事前にエンジンやオイルなど、バイクのチェックを細かく行っておきましょう。
さらにスケジュールに沿って、改めてルートを確認するようにしましょう。

そして服装なども注意しなければなりません。
春になると気温が上がり、暑くなってしまうと薄着になってしまうこともあります。
バイクに乗る時は転倒なども考えなければなりません。

自己判断で服装を決めていくこともありますが、基本は長袖そして長ズボンとなります。
走行中のポジションも重要で、人が増えると隊列も長くなります。

すると車間距離が伸びていき、走っている時も車間がどうしても開いてしまったり、右折をした際に信号などによって車列がついつい途切れることがあります。
初心者がいることがありますので、しっかりと打ち合わせを行ってツーリングを楽しめるようにしましょう。

バイクのメンテナンスも非常に重要

寒い冬が終わっていき、特に東北では春になると徐々に温かくなります。
行動が活発化していく中で、バイクも冬眠していた時には、最初に愛車の点検や給油さらにオイル交換を始めていくようにしましょう。
また寒さを感じる時もあり、寒暖の差が一日の間で激しくなることがありますので、バイクウェアの選択を検討しなければなりません。

昼間だと半袖で良くても、夕方以降急激に寒くなっていくことがあります。
重ね着で対応できるように選んでいくようにしましょう。
インナーダウンであったり、マイクロフリースを活用するのもいいでしょう。

雨の心配もありますので、レインウェアを積んでおくのも忘れてはいけません。
防風性が高くなっていることもありますので、防寒着として選択する際に参考にしていきましょう。
重宝していくこともありますので、色々なレインウェアをみていくと理想的です。

ビモータバイクのポイント

ビモータのバイクを選択する際のポイント

バイクを選択する基準は十人十色となっています。
ただ何かを欲しいと考えている時、かわいかったりかっこよさや美しさなどを考えながら判断していくことが多くなっています。
欲しいバイクでも同じであり、エンジンは空冷でなければダメだったり、ブレーキを利用する時は前後いずれもディスクブレーキを選択したいといった理由もあるでしょう。

ただ部分的なパーツについてこだわっていく以上に、多くのライダーはスタイリングを重要視することが多いです。
技術の進歩もブランドによっては著しく、大きな差がなくなってきています。

近年のバイクはスタイリングがステータスとなっていることが、ライダーの間で共通認識となっています。
個性派のバイクを選択したい時、海外で展開しているメーカーを度外視していくことはできません。

ビモータもその一つであり、選択している人も多いです。
理想的なバイクを選択できるようにしましょう。

イタリアの会社であるビモータとは

ビモータはイタリアで展開している、オートバイの製造販売会社となっています。
そんなビモータの製品の特徴をみていくと、大半の大手メーカーではエンジンをそれぞれの自社で製造していたり、それぞれのオートバイを使用しながらレースへ参加してアピールをしていることがあります。
特に創業した当初は、大型のオートバイを製作していく技術が徐々に発展しており、ポテンシャルをレースで見せていることが多くなっています。

ビモータも初期は大手メーカーより完成したバイクを購入していき、エンジン部分だけを取り外して使っていました。
さらにビモータのバイクの価格は高いというのが共通認識となっていましたが、これはビモータの当時の生産ラインの大半が手作業に近くなっている状態だったためです。

単体でエンジンを供給するメーカーも少なかったため、どうしてもビモータのバイクの価格が高くなってしまったのです。
ただ購買層はビモータのバイクを支持しており、徐々に軌道に乗っていくと技術の進歩とともに価格も下がっていきました。

有名なビモータのバイクのシリーズ

色々なバイクのシリーズがビモータではありますが、人気が高いシリーズも色々とあります。
それぞれに各メーカーのエンジンが搭載されていますが、DBシリーズはドゥカティ製のエンジンが搭載されています。
そのフレームは現在だとアルミニウム合金製の楕円断面となっているパイプがトラス構造となっています。

スピードなども爽快感を感じることができるでしょう。
またYBシリーズではヤマハ製のエンジンが搭載されていますが、公道市販版となっているYBのフレームをチェックするとYB5以外だとアルミニウム合金製のツインスパーが使われています。

モト・グッツィというブランドについて

ツーリングを行う際のバイク選びは重要

バイクを選んでいく時には、人気モデルを主に検討していくといいでしょう。
売れていくのは訳があると考えていいでしょう。
ツーリングに活かせるのか、それともトレンドやスペックもしくは価格なのかを判断していくこととなります。

人気モデルを分析していくと、ツーリングなどで乗って行く際にライダーがイメージしながら買っています。
しかしトレンドなどで判断するケースは少ないといっていいでしょう。

バイクは長い歴史があるブランドが色々とあり、モデルチェンジを何度も繰り返していきながら受け継がれていくコンセプトであったり定番性があります。
乗りやすいバイクを選択することで楽しく、そして仲間と思い出を作れるバイクとなることでしょう。
初心者でも乗りやすいバイクは色々とありますので、お店の店員さんにも相談しながら決めていきましょう。

モト・グッツィというブランドとは

1921年に設立されたイタリアの企業によって製造されているモト・グッツィは、最古のオートバイメーカーともなっています。
他のイタリアでオートバイを製造しているメーカーが、主にバイクレースであったりスポーツモデルについて開発していく中で、ツーリングに特化したモデルをモト・グッツィでは主軸にして開発を行っています。

モト・グッツィは第一次世界大戦でレーシングライダーとして活躍していた人物の名前を元としています。
戦争が終わり立ち上げていきますが、会社のエンブレムに使われているのがイタリア空軍の象徴ともいわれていた、アクイラが利用されています。
最初の試作車を1920年に製作されましたが、モト・グッツィは起業しようと誓ったメンバーによって名付けられました。

スポーツ車も多いですが、1928年になるとリアサスペンションであったりフェアリングが標準装備されているツアラーモデルのパイオニアとなっている車種が開発されています。
他にも実用車も多くモト・グッツィでは提供されていますので、ツーリングなどで選びやすいでしょう。

モト・グッツィの走りは他に類を見ない

空冷が安定しているモト・グッツィのバイクは、独創的な運転であったり走りが力強くなっています。
ローマ帝国時代より続いている、イタリアの創造性であったり技術力の高さをモト・グッツィで感じることができるでしょう。

そんな中でモト・グッツィのバイクでグッツィガードというものがあります。
これは左右に大きくシリンダーが張り出しており、立ちゴケてしまった時に大きく傷がついてしまうことがあります。
しかしモト・グッツィのグッツィガードによって、シリンダーが保護されていきますので、しっかりとガードできます。

純正だとダイキャスト製になっており、簡単に割れてしまうことがあります。
ヘッドボルトの変形であったり、スパークプラグが破損してしまうこともありますので、注意しながら乗って行くようにしましょう。

高級ブランド!MVアグスタ

栄光と不遇の時代

MVアグスタは高級ブランドとして有名なイタリアのバイクメーカーです。
その歴史は第二次世界大戦前と古く、1923年に航空機メーカーとして設立されました。
1943年にはモペットの製造を開始したのですが、終戦を迎え敗戦国であるイタリアは航空機の生産を禁止され、モペットの発展系であるオートバイの生産を主力とした会社へと変わります。

1948年からロードレースへと参戦し、栄冠を掴んでいきます。
マイク・ヘイルウッやジャコモ・アゴスチーニ、ジョン・サーティースといった歴史に名を残す名選手を輩出しています。
ロードレースは4ストローク全盛から2ストロークへと変貌を遂げ、MVアグスタは1976年に撤退することになります。

またレースだけでなく、1971年2代目社長が亡くなり3代目が就任すると、1976年オートバイ部門とレース部門の解体を発表。
そして翌年、オートバイ事業から完全撤退します。

それから20年後の1997年、カジバがブランドを取得し、MVアグスタは再興し1999年現在も販売しているF4が発表されました。
ですが2004年プロトンへ買収され、翌年にはGEVIへと売却されます。
2008年にはハーレーへ売却され、2010年に再びカジバへと売却されることになります。

走る宝石

復帰以降経営不振が続き、売却の道を辿っているMVアグスタですが、販売されているバイクが悪いというのではなく、経営法が悪いだけなのです。
1999年に発売を開始したF4は「走る宝石」ともいわれ、現在も継続されている人気モデルです。
このF4は高性能な4気筒エンジンを搭載をするというコンセプトをもとに作られ、エンジン開発にはフェラーリも参加しています。

限定モデルであるF4セリエオーロやF4CC、メモリアルモデルであるF4セナやF4アゴなどプレミアムなモデルが数多く登場しています。
また性能に関しても、1000ccクラス市販車としては世界最速を記録したF4 1000R、発売当時750ccクラスの市販マシンとしては最高出力を記録したF4 SPRなど誇るべきものです。

F4最大の特徴はマフラーで、テールシートから4本突き出す形になっています。これは世界を見渡してもF4だけのもので、後ろから見てもそれだと確認することができる貴重なものです。
F4は2009年にフルモデルチェンジを行い、750ccは廃止され1000ccのみとなっています。

その他のモデル

その他のシリーズはF4のネイキッドモデルであるブルターレシリーズと、3気筒エンジンを搭載したミドルクラスのF3があります。
F3は2010年登場の新しいモデルで、ミドルクラスならではのエンジンのコンパクト感とホールド性の良さは、F4よりもよりライディングを楽しむことができます。
またミドルクラスというだけに価格もF4と比べ安価だけではなく、走行中に変更可能なエンジンの4種類の出力モードや8段階のトラクションコントロールといったF4と同様の装備は装着されています。

ツーリングにおすすめな懐中電灯とランタン

ツーリングに大事なものは色々とある

色々と大事なものをツーリングでは持っていくこととなりますが、外にずっといるためどこへ行く時にも持って行くようにしましょう。
当然ながら免許証も必要であり、免許不携帯となると罰金を支払わなければなりません。
そして財布も当然ながら必要で、高速などに乗る際には料金を支払うこととなります。

連絡手段としては携帯電話がありますが、カメラやナビゲーション機能が付いているものがいいでしょう。
暑さ対策などではハンカチや手ぬぐいが必需品で、夏には便利で乾きも早くなります。

ティッシュも走っている時にヘルメットのシールド部分に虫などが飛び込むことがあったり、トイレットペーパーの代用として活用できます。
他にも紫外線対策で日焼け止めクリームを用意するといいでしょう。

懐中電灯もツーリングでは必需品

ツーリングでは夜も走ることがありますので、懐中電灯も必需品です。
懐中電灯は色々な種類があり、ベルトで頭へ固定するヘッドライト型などがあり、灯りもLEDが使われていることがあります。

輝度を選択していくこともできますが、懐中電灯の耐久性などもチェックしておきましょう。
日が暮れていくと懐中電灯が無い時は、水を飲んでいくことができません。

懐中電灯は単三電池を利用することが多いため、準備をあらかじめ行っておきましょう。
単三電池を1本使用しているだけでも明るくて、電池の寿命が長くなっているLEDライトを利用しているケースが多いです。

スマートフォンなどの電子機器について、互換性もツーリングでは考えておきたいので、単三電池が望ましいです。
ヘッドライトだとヘルメットの上に巻いていくこともできるため、十分使っていくことが出来ます。

ランタンもツーリングでは活用できる

休憩を夜間に取っていく時などでランタンも必要となります。
ご飯を作ることがあったり地図を眺めていきながら、明日のツーリングのルートをチェックするというケースもあることでしょう。

そんなツーリングで使っていくランタンを選んでいく時のポイントとしては、まずどこで利用するランタンか判断しましょう。
テントの中で利用したり、外で使っていくかでランタンの選び方が大きく違ってきます。
テント内で使っていくならば、ランタンの燃料は電池にしましょう。

ツーリングの途中で外で宿泊するケースもあります。
そんな時にテントを用意する時は、換気も考えておきましょう。
外で利用する時は、基本的にランタンはどれでも問題ありません。

サイズはキャンプツーリングにおいて利用するランタンとなりますので、小さい方が収納力もあるためお勧めです。
荷物を極力減らせるようにする場合は、電池で利用するランタンがいいでしょう。

レースで活躍するアプリリアの全て

始まりは自動車生産

アプリリアの創業は以外と早く、第二次世界大戦直後になります。
このときはオートバイではなく自転車生産で、1968年創業者であるバリエ・アルベルト・バッジオから息子のイバノ・バッジオに引き継がれモペットから生産を開始しました。

1974年になると本格的なモトクロッサーの生産を開始し、モトクロス世界選手権シリーズに鈴木都良夫選手を擁し参戦しました。
レースのノウハウを市販車へとフィードバックするその思想は、現在でも継続されています。

モトクロスでの活躍が注目されていたアプリリアですが、1980年代初頭にはエンデューロ、トライアル、オンロードモデルと製作されています。
1990年代には実用バイクの生産も開始し、モト・グッツィ、ラベルダなど有名メーカーを買収するなど頂点を迎えますが、事業の失敗や目玉ともいえるレース活動に資金をつぎ込み過ぎたため財政難に陥り、2004年ピアジオの傘下に入ることになります。
ピアジオはイタリアで有名なスクーターメーカーですが、現在でもアプリリアのスクーターは同社名で販売されており、そのブランド力は衰えていません。

レースでの活躍

アプリリアのレース活動は当初はモトクロスでしたが、その活躍の場はサーキットへと移ります。
1990年代小排気量の2ストローク125ccと250ccで活躍しました。
アプリリア参戦以前は、技術が特出した日本製バイクの活躍が目立っていましたが、アプリリアのマシンは優れていたといわれていたピストンリードバルブを使用せず、旧式であるリードバルブを使用し馬力を向上させることに成功しました。

特にその速度差は250ccクラスで大きく、後にアプリリアワークスに入ることになった原田哲也をもって「ビアッジ(当時のライバル)に負けているのではない。アプリリアに勝てないだけ」といわせるほどでした。
またアプリリアは日本人ライダーとの付合いも深く、前出の鈴木や原田、さらに125ccの坂田和人とも契約しています。
原田は250ccクラスだけではなく、後に参加することになる500ccクラスでも新開発のアプリリアのマシンに乗っています。

レースのノウハウがつぎ込まれたアプリリアのレプリカマシンは、高価なパーツが装着されかなり過激な仕様になっています。
国産のレーサーレプリカより扱いも難しいので、初心者は注意が必要です。

すべてを作っているイメージがあるアプリリアですが、250ccクラスレプリカであるRS250はスズキRGV-Γのエンジンが。
1000ccV2エンジンはロータックス社製が使用されています。
過激なレプリカが目立つアプリリアですが、ツアラーやネイキッド、オフロード車やスクーターなど扱いやすいモデルも発売されていますので、意外と間口が広く、日本人にも親しみやすいメーカーだともいえます。

冬ツーリングの注意点

冬ツーリングの醍醐味を知る

これから冬にバイクでツーリングを行いたいと考えた時、その魅力を考えていくことでしょう。
実は季節としては寒さを感じる時期ですが、冬ツーリングは体に優しいです。
というのも昔は冬というのは、バイクだと暖機運転を行わなければ乗ることができないといわれていた乗り物でした。

しかし現在ではFI化によって快適な走行ができるようになっています。
空冷エンジンであるセローというのは、夏は長い距離を走って行くと熱ダレすることがあります。

冬は空冷が威力を発揮していきますので、ツーリングをしていても快適に感じることができます。
爽快感も冬ツーリングでは感じることができるでしょう。

そして道路が空いているというのも冬ツーリングの醍醐味です。
どうしても渋滞が多くなってしまう夏場やゴールデンウィーク中などは、ツーリングには向いていません。

しかし正月などは帰省によって街中が空いていることが多いです。
昼間に都心部をツーリングしてもいいでしょう。
虫なども多くありませんので、苦手という方にも向いています。

注意点はツーリング中の保温

冬ツーリングにおいて注意しなければポイントとして、最も大切なのはライダーの保温です。
体が徐々に冷えていきますので、風を通さない服装を着用しなければなりません。
ジャケットやパンツを選んでいくとともに、保温素材のフリースなどを下に着るようにしましょう。

ただ寒ければ多く着るという定義は合っていません。
ごわごわになってしまうと、冬ツーリングを行う際に操作を妨げてしまうことがあります。

組み合わせも気をつけなければなりませんので、着用には注意しましょう。
さらにジャケットの袖口であったり、襟元より風が入ってきてしまいます。
急激に体温を下げていきますので、ツーリングにおいて開口部は要注意です。

近年は電池やバッテリーを利用して、電源に発熱していくジャケットであったりパンツも多く販売しています。
財布に余裕があった時は活用していくと、ゴワゴワになったりモコモコになることがありません。
グローブの選択についても、ウインターグローブなどを利用して寒さを防いでいくように最善を尽くしましょう。

ツーリングのプランは夏以上に気をつける

冬の間は日が早く落ちてしまいますので、目的地や自宅にたどり着くプランを綿密に組んでいくようにしましょう。
そして休憩時も体温を下げていかないようにホットコーヒーを飲みたいところでしょう。
しかしコーヒーは利尿効果が高く、走行風によって冷えてしまうとトイレにすぐ行きたくなってしまいます。

極力コーヒーは避けながらツーリングを行うようにしましょう。
冬ツーリングは寒さの対策だけではありません。
コース編成もしっかりと時間を考えて組んでいきましょう。

トライアンフの波乱に満ちた歴史

波乱に満ちたその歴史

トライアンフはイギリスのメーカーで、その歴史は古く、1885年に設立した輸入貿易会社がその原型とされています。
当時普及しだした自転車を扱い、1887年自社製造を手掛けるためトライアンフ・サイクルを設立しました。
そしてオートバイが登場すると、1902年他社製エンジンを自社製フレームに搭載した1号車を登場させ、1905年にはエンジンも自社製のバイクを登場させ、1906年にはトラアンフ・エンジニアリングと変わりました。

トライアンフのバイクは1907年に始まったマン島TTレースで活躍し、その完走率の高さ(当時のバイクでは完走すら難しい)と1908年の優勝により高評価を得ることになります。
そして第一次世界大戦のおりには、連合軍の車両として使われ、より一層評価を高めることになります。
ですがこの大戦後、トライアンフは波乱に満ちた道を歩んでいくことになります。

1923年4輪車の発売を開始。
1932年自転車部門売却。
1936年オートバイ部門買収される。

1939年第二次世界大戦勃発、空襲を受け工場壊滅。
1951年BSAへ売却。
1960年代後半日本製バイクにより業績悪化。
1973年ノートンと合併。

1977年合併会社倒産。
1984年トライアンフの商標権や生産権が購入されトライアンフ復活。
しかしライセンス生産の条件がオリジナルに忠実であったため、現在の環境基準に適合しておらず1988年生産終了。

1990年現在の会社が設立。
1991年本格生産スタートと、トライアンフの名前は継続していますが、経営母体は幾度も変わっています。

現在のトライアンフ

波乱に満ちた歴史を歩んでいるトライアンフですが、第二次大戦中にメリデンに工場が移され、その工場から名車が数々生み出されています。
この時代を彷彿とさせる懐古調のデザインは空冷2気筒を搭載し、ボンネビル、スラクストン、スクランブラーとして今も継承されています。

トライアンフの代名詞といわれる3気筒エンジンは現在では水冷化し、スーパースポーツやツアラー、デュアルパーパスモデルなどの主力として搭載されています。
マルチでもツインでもない並列トリプルは、バイクエンジンとしては珍しく、その出力特性や振動とともに人気の一つとなっています。

またトライアンフはクルーザーも製造していますが、スピードマスター、アメリカは空冷並列2気筒。サンダーバードは水冷並列2気筒を搭載しています。
そして市販車最大排気量の2294ccを誇るロケットシリーズは、並列水冷3気筒を搭載しています。
この排気量ですと1気筒あたり約764ccとなり、単気筒で以前の国内最大排気量であった750ccをゆうに超えることになります。

このエンジンは排気量の割りに馬力は148psとスポーツバイクほどではありません。
ですがトルクがとてつもなく、221Nm/2,750rpmと乗用車並です。

バイクとしては最重量級である374kgですが、自動車並みの重量ではありません。
低い回転域から発生する自動車並のトルクは、重い車体をものともせず別次元へと加速することが可能となっています。

特殊なメーカー!ビューエルとは

特殊なメーカー?

ビューエルはオートバイメーカーというより、ブランドといえるもので、他のメーカーと違う点がいくつかあります。
1983年、ハーレーダヴィットソンのエンジニアであったエリック・ビューエルがRW750を製作したことに端を発します。

その後エリックは1986年、独立しビューエルモーターサイクルカンパニーを設立することになるのですが、ハーレーダビッドソン製のエンジンをオリジナルフレームにマウントするという、ビモーターと同様の形式を取っています。
ですがビモーターは複数メーカーのエンジンを搭載していましたが、ビューエルは一貫してハーレーのエンジンを使用していました。

そして1998年ハーレーに買収され自社ブランドとなると、当然のようにそのエンジンが搭載されることになります。
ですがハーレーブランドであるビューエルが、ロータックス製水冷Vツインエンジンを搭載した1125Rも存在しています。

ビューエルはハーレーのエンジンを搭載し、ハーレー内のブランドであるのに、別会社のエンジンも積んだことがあるという変わり種なのです。
そして2009年ハーレーはスポーツ・バイク分野からは撤退することを発表しました。

しかしエリックはエリック・ビューエル・レーシングを設立し、2010年ホンダと合弁解消したインドのヒーロー・モトコープと2012年技術提携し、2013年その傘下に入りました。
2014年にはスーパーバイク世界選手権にシリーズ参戦しています。
ハーレーの撤退以降、市販車の販売はされていませんが、ヒーローエンジンを搭載したビューエルが登場するかもしれません。

マシンの特性

ビューエルのマシンは、現在レースに不利とされているハーレーのエンジンを搭載していることが最大の特徴です。
ハーレーはアメリカンツアラーの代表ともいえるスタイルをしており、馬力よりも低速域でのトルク重視で、スポーツにはまったく向いていません。

ビューエルは大型ツアラーであるハーレーの真逆ともいえる、超ショートホイーツベースを実現し、俊敏なハンドリングを実現させています。
V型2気筒の特徴ともいえる振動は、ラバーマウントにより押さえ、マフラーやサスペンションエンジンなど重い部品を中央下部に集めることにより、操縦性を上げています。
また鈍重であったV型OHVをチューニングすることにより、レスポンスを高め、基本的なトルク特性により出足と立ち上がりに強いマシンへと変化させています。

ビューエルのシリーズには、ストリートタイプのライトニング。
カウル付きのファイヤーボルト。
未舗装路も走行できるマルチパーパスモデルであるユリシーズがあります。
いずれのモデルも、ハーレーエンジンを搭載していながら、国産マシンに匹敵する軽さであり、俊敏な動きを実現しています。